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更年期と肌の関係|40代からの美肌を守る生活習慣

目次

はじめに

40代を過ぎると「今までのケアが効きにくい」「乾燥が一日中気になる」と感じる人が増えます。背景には、年齢に伴うホルモンバランスのゆらぎや、忙しさからくる生活リズムの乱れが重なり、水分保持力やバリア機能がゆるみやすくなることがあります。大切なのは、強い“変化球”ではなく、小さな基本を丁寧に積み重ねること。この記事では、内側・外側・心の3方向から、今日からできる美肌の土台づくりをまとめました。

本記事は

一般的なセルフケア情報です。更年期の症状や背景疾患には個人差があります。高血圧・糖尿病・甲状腺・骨粗しょう症などで治療中の方は、自己判断で生活習慣を大きく変える前に主治医へご相談ください。

更年期と肌に起きること

エストロゲンの低下は、コラーゲン量やヒアルロン酸の維持に影響し、乾燥・ハリ不足・くすみとして表れやすくなります。さらに、睡眠の質が落ちたり、ストレスで自律神経が乱れると、皮脂分泌や血流にもゆらぎが生じ、カサつくのに部分的にベタつくなどの混合トラブルが起こりがち。まずは「今の肌は“変わり目”にある」と理解し、攻めより整えるを合言葉に。

内側からのケア|食事と水分の見直し

たんぱく質を毎食:肉・魚・卵・大豆製品で、肌の材料を安定供給。

発酵食品+食物繊維:腸内環境を整えると、肌の調子も安定しやすく。味噌・納豆・ヨーグルト+野菜・海藻・オートミールを組み合わせて。

色の濃い野菜と良質な脂:βカロテンやビタミンC、オメガ3を意識(青魚・えごま油など)。

水分1.5〜2L/日を目安に:常温の水やハーブティーでこまめに。
ワンポイント:朝は「たんぱく質+発酵+果物」セット、夜は温かい汁物で体をゆるめると続けやすい。

外側からのケア|“守って、満たす”が基本

洗いすぎない:朝はぬるま湯か低刺激洗顔で十分な日も。夜はメイク・UVをていねいにオフ。

保湿は重ねづけ:化粧水→美容液→乳液orクリーム。

通年UV対策&摩擦レス:日中はPA・SPFを適切に。タオルや枕カバーはやわらかい素材で。

週1〜2の角質ケアは“やさしく”:ゴシゴシ剥がすより、保湿でふやかし整える発想で。

自律神経と睡眠を味方に

睡眠は“いちばんやさしい美容”。就寝1時間前から光・温度・音をコントロールします。

  • :間接照明にしてブルーライトをオフ。
  • :ぬるめの入浴で深部体温をいったん上げ、寝る頃に自然に下がる流れを作る。
  • 音と香り:静かな音・呼吸のリズムに合う穏やかな香り(短時間ディフューズ、換気前提)。
    朝はカーテンを開けて日光を浴び、体内時計をリセット。“同じ順番・同じ時刻”のルーティンが、いちばん効きます。

ストレスケア|心をゆるめる小さな仕組み

深呼吸3分:吸うより吐くを長めに。副交感神経にスイッチ。

軽い運動:1日30分のウォーキングやストレッチで血流アップ。

好きなことの予定を先に入れる:趣味や友人との時間は、気分の波をやさしく整える“予定の保湿”。

情報の摂り過ぎを止める時間:夜はSNSやニュースの“断食”を設ける。

1日のミニプラン(例)

:常温水→やさしい洗顔→化粧水+乳液→たんぱく質と発酵食品の朝食→5分のストレッチ。
:野菜多めの主食+汁物→15分の外歩き→水分補給。
:温かい主菜+汁物→入浴→保湿重ね→間接照明→呼吸3分→就寝。
できない日があってもOK。“続けられる形”に小さく調整するのが長続きのコツです。

よくある誤解と注意

強い刺激=効く、ではない:一時的なツヤより、バリア機能の維持が最優先。

角質オフのやり過ぎ:乾燥・赤みの原因に。たっぷりの保湿で“ふやかす整え”を。

サプリに偏らない:食事・睡眠・運動の土台があってこそ活きる。

急な自己流の見直し:肌が揺らいでいるときは、まず現状のシンプルケアを安定させてから。

わたしの経験から

私自身、更年期に入り肌の乾燥やハリ不足を実感しました。そこで、納豆や豆乳などの大豆製品を積極的に取り入れ、たんぱく質を意識して摂るように。夜はアロマを焚き、明かりを落として深呼吸してから眠る習慣に変えたことで、肌の調子が整い、気持ちの波も安定してきました。さらに、趣味に夢中になる時間親しい友人とおいしい食事を楽しむ時間をあえて確保。体も心も“乾かさない”よう、内側・外側・気持ちのケアを同時に整える大切さを、日々の実感として感じています。

免責事項

本記事は医療行為ではありません。無理のない範囲で実践してください。
受診の目安不正出血胸痛・強い動悸抑うつ・不眠が長期化日常生活に支障が出るほてり・めまい などは自己判断で継続せず受診を。

まとめ

更年期は、肌が“がんばり過ぎないケア”を求めているサイン。食事・睡眠・外側の保湿・心のゆるみという基本を、小さく長く積み重ねるほど、調子は静かに底上げされます。変化に合わせてペースを調整しながら、「今の自分に合うやさしさ」を見つけていきましょう。明日の肌と心が、今日より少し軽く、しっとりとしますように。

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この記事を書いた人

腸活・更年期ケア・スキンケア・メンタルケアを中心に、40〜60代女性に“無理なく続く具体策”を発信しています。
美容業界18年。医療機関での施術やメディカルアロマ講座、エステ(フェイシャル/ボディ)の現場経験を経て、元サロンオーナー。これまで延べ1万人以上の女性の「整える習慣」をサポートしてきました。
猫と暮らす視点から、アロマは家族(特に猫)への配慮を最優先に、使い方や注意点もやさしく解説。
「今日より明日を、少し軽やかに。」——そんな変化をいっしょに育てていけたら嬉しいです。

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