「アロマオイルってどうやって使えばいいの?」そんな疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
私自身もアロマを使ってみたいと思ったとき、ショップに並ぶたくさんの精油を前に何を購入したらいいのか分からず結局何も購入せずに帰った記憶があります。
実は「アロマオイル」と呼ばれるものには大きく2種類あります。
- エッセンシャルオイル(精油) … 植物から抽出された100%天然の香り成分
- アロマオイル … 合成香料やキャリアオイルで希釈された香り付きオイル
リラックスや心身のケアを目的にするなら「精油」を選ぶのが基本です。
一方で、香りを気軽に楽しむだけなら「アロマオイル」でも十分。
この記事では、初心者から上級者まで取り入れやすいアロマオイルの使い方7選を徹底解説します。

アロマオイル(精油)を使う前に知っておきたい基本ルール
希釈が大切
精油は原液のまま肌に直接つけると刺激が強すぎることがあります。
必ず「キャリアオイル」や「塩・エタノール」などで希釈して使いましょう。

保管方法
直射日光・高温多湿を避け、冷暗所で保管。開封後は1〜2年を目安に使い切るのがおすすめです。
使用の注意点
- 妊娠中や授乳中は使用を避けた方がよい精油もあります
- 小さな子どもやペット(特に猫)には注意が必要
- 異常を感じたらすぐ使用をやめる
アロマオイル(精油)の使い方7選
1. ディフューザーで香りを広げる
もっともポピュラーな方法。水を入れて精油を数滴垂らすだけで部屋中に香りが広がります。
- ポイント:6〜8畳なら精油は2〜3滴で十分。入れすぎないこと。
- シーン例:夜のリラックスタイム、読書、ヨガの前など。

2. アロマバス(入浴)
お風呂に精油を取り入れると、香りと温浴効果でリラックス感が高まります。
ただし、精油は水に溶けにくいため、天然塩やはちみつ、牛乳などに2〜3滴混ぜてから湯船に入れるのが基本です。
全身浴
- 38〜40℃のお湯に、精油を2〜3滴希釈して入れます。
- 全身で香りを楽しみたいときにおすすめ。
- ただし、敏感肌の方は入れる量を控えめに。

足浴
- 洗面器やバケツにお湯を張り、精油を1〜2滴希釈して入れます。
- 冷え対策やリラックスタイムに最適。
- 足先だけでも血行が良くなり、全身が温まりやすいのが特徴。
手浴
- 手首まで浸かる程度のお湯に精油を1滴希釈。
- PC作業や家事で疲れた手をケアしながら香りを楽しめます。
- 手軽で毎日続けやすい方法。
👉 注意:精油を直接お湯に垂らすと肌刺激になるので、必ず希釈してから使いましょう。
3. アロママッサージ(トリートメント)
キャリアオイル(ホホバ油、スイートアーモンド油など)に精油を1%ほど混ぜて使用。
- 例:ラベンダー入りオイルで肩や首をやさしくマッサージ。
- リラックスやむくみケアに人気。

4. アロマスプレー
精油をアルコールと水で希釈し、スプレーボトルに入れて使います。
- 用途:寝室の空気をリフレッシュ、カーテンや枕にシュッとひと吹き。
- レシピ例:無水エタノール10ml+精油10滴+精製水40ml。

5. アロマキャンドル
キャンドルの炎と精油の香りを同時に楽しむ方法です。
- 炎の揺らぎが心を落ち着けてくれるので、雰囲気づくりに最適。
- ただし、火を使うので安全管理が必要です。
- また、熱によって精油の成分が変質・劣化する可能性があるため、本格的なセルフケア目的にはあまり向いていません。
- あくまで「香りを楽しむ」インテリア的な使い方として取り入れるのがおすすめです。

6. 加湿器にプラス
アロマ対応の加湿器なら、水に精油を1〜2滴入れるだけで香りと加湿を同時に楽しめます。
- 冬の乾燥対策や風邪予防に役立ちます。
- アロマ非対応機種には使わないこと(故障の原因)。
7. コットンやハンカチに垂らす
外出先でも取り入れやすい方法。
- コットンやハンカチに精油を1滴垂らし、ポーチやポケットに。
- ストレスを感じたとき、香りを嗅ぐだけで気分転換に。

初心者におすすめの精油3本
ラベンダー(真正ラベンダー)
やさしいフローラル調の香りで、リラックスタイムに人気。
夜の読書やバスタイムに取り入れると、心が落ち着きます。

スイートオレンジ
柑橘のフレッシュで甘い香り。朝のスタートや気分を明るくしたいときに。
お子さまや初心者にも使いやすい精油です。

ティートリー
爽やかな香りで空気をリフレッシュ。
古くからオーストラリアの先住民が葉を生活に活用してきた歴史があり、
今も「清潔な環境づくり」に役立つ精油として人気です。
風邪やインフルエンザの流行時期に芳香浴で取り入れるのもおすすめ。
よくある失敗と注意点
- 精油を原液のまま肌につけてしまいピリピリした
- 香りが強すぎて気分が悪くなった
- 安価な「アロマオイル」を買って思った効果が得られなかった
👉 こうした失敗を防ぐには、必ず使用量を守ることと信頼できる精油を選ぶことが大切です。
まとめ
アロマオイルの使い方はシンプルなものから本格的なものまで多彩です。
まずはディフューザーやアロマバスといった基本から始めて、
自分のライフスタイルに合う方法を見つけてみてください

参考・出典
•公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)「精油の安全性ガイド」
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