アロマオイルの使い方【スプレー編】|作り方・メリット・人気ブレンド例

アロマオイルの使い方【スプレー編】|作り方・メリット・人気ブレンド例
目次

はじめに

「香りをもっと手軽に」、そんな願いを叶えるのがアロマスプレー

シュッとひと吹きで空間や布小物を心地よい香りに整えられ、持ち歩きにも便利です。ここではメリット/安全な作り方/容器の選び方/人気レシピまで、実用一点張りでまとめます。

▶︎ アロマオイルの基本の「き」👇

あわせて読みたい
アロマオイルの使い方完全ガイド|初心者から上級者まで楽しめる7つの方法 「アロマオイルってどうやって使えばいいの?」そんな疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。 私自身もアロマを使ってみたいと思ったとき、ショップに並ぶたくさんの...
アロマスプレー|アロマオイルの使い方【スプレー編】|作り方・メリット・人気ブレンド例

アロマスプレーのメリット

  • 使う場所を選ばない:部屋・寝具・玄関・ワークスペース・車内(※火気無し&換気できる時)などにサッと使える。
  • 香りの切り替えが速い:噴霧して数分で空気感が変わる。気分転換や来客前の整えに◎。
  • コストコスパが良い:少量の精油で何度も使える。香りが合わなければレシピを微調整して使い切りやすい。
  • 残り香が軽い:ディフューザーよりも残り香が控えめ。オフィスや共有空間でも配慮しやすい。
  • 衛生面のケアにも:ティートリーやユーカリ等の清涼系を選べば、空気をリフレッシュしたい時の味方に。
アロマスプレー|アロマオイルの使い方【スプレー編】|作り方・メリット・人気ブレンド例

容器は「遮光ガラス」一択(理由つき)

  • 遮光ガラス(琥珀色・濃紺):紫外線から精油を守り、劣化と酸化を抑える。アルコールにも強く長持ち。
  • プラスチックは原則NG:精油やアルコールで軟化・変形・溶出の恐れ。どうしても使う場合は、アルコール非使用&短期使い切りでも自己責任で。
  • スプレーヘッドは霧が細かいものを。金属部品はアルコールで錆びることがあるため樹脂製ノズルが安心。
アロマスプレー|アロマオイルの使い方【スプレー編】|作り方・メリット・人気ブレンド例

基本レシピと作り方(50ml)

濃度の目安:ルーム・リネン用途で1〜2%(初めては1%推奨)

  • 無水エタノール:5ml
  • 精油:5〜10滴(合計)
  • 精製水:45ml

手順

  1. ボトルに無水エタノールを入れる。
  2. 精油を滴下し、よく振って完全に馴染ませる
  3. 精製水を静かに注ぎ、再度よく振る。
  4. ラベルにレシピと作成日を記入。使用前は毎回よく振ってから。

アルコールが苦手な方:無水エタノールを省いても作れますが、分離しやすく保存短縮(1〜2週間)。毎回しっかり振って少量ずつ作りましょう。

容量別のざっくり換算

  • 30ml:エタノール3ml/精油3〜6滴/精製水27ml
  • 100ml:エタノール10ml/精油10〜20滴/精製水90ml
アロマスプレーの写真|アロマオイルの使い方【スプレー編】|作り方・メリット・人気ブレンド例

使用時の注意(安全最優先)

  • 火気厳禁:精油とアルコールは引火性あり。ガスコンロ・ストーブ・キャンドルなど火のそばでは絶対に噴霧しない。車内放置もNG。
  • 顔・肌・目に直接噴霧しない:リネン・空間専用として使う。ボディに使うなら配合や精油選定が別ルール。
  • 色移りテスト:シルク・革・白生地はシミの原因に。目立たない所で試す
  • 換気:閉め切った小空間では少量から。乳幼児・高齢者・ペットがいる部屋では特に慎重に。
  • 柑橘精油の光毒性:レモンやライム等の圧搾柑橘は皮膚用で注意が必要(今回はリネン用途推奨)。
  • 子ども・妊娠中・持病:使用の可否や精油選びはまず専門家へ。特に12歳以下の近くでの使用は低濃度・最小量で。
アロマ精油をブレンドする女性の画像|アロマオイルの使い方【スプレー編】|作り方・メリット・人気ブレンド例

シーン別おすすめ使い方&ブレンド

1) リネンスプレー(就寝前)

目的:落ち着いた寝室づくり

  • ラベンダー3
  • オレンジスイート2
  • ゼラニウム1

枕カバーの少し離れた場所に1〜2プッシュ。香りが強すぎると逆効果なので控えめに。

2) ルームスプレー(気分転換・来客前)

目的:空気感のリフレッシュ

  • レモン3
  • ユーカリ2
  • ティートリー1

玄関・リビング・ワークスペースに。作業前のONスイッチにも。

3) 集中ブレンド(仕事・勉強)

  • ローズマリー3
  • レモン2
  • ペパーミント1

※ペパーミントは刺激が強め。噴霧量は少なめ&目に入らない距離で。

4) すっきりデオドラント(靴箱・布小物)

  • ティートリー3
  • レモングラス2
  • ラベンダー1

収納前の布・シューズの内側に軽く。色物はテスト必須。

5) バス・トイレの清潔感アップ

  • ユーカリ3
  • ラベンダー2
  • レモン1

使用後に上方へ1〜2プッシュで残り香が軽い清潔感

6) マスクの外側用(ごく少量)

  • ティートリー2
  • レモン1
  • ラベンダー1

外側の端に1プッシュ→完全に乾いてから着用。子ども・敏感肌は控える/屋外限定がおすすめ。

7) 虫よけスプレー(衣類・網戸・レジャー用品用)

  • シトロネラ3
  • レモングラス2
  • ユーカリレモン1
  • ラベンダー1

肌ではなく衣類・帽子・アウトドアギアに。小さめボトルで持ち歩き、こまめに使うと実感しやすい。

▶︎ 空間全体を香りで整えたい方はこちらもおすすめ👇

あわせて読みたい
アロマオイルの使い方【部屋編】|リビング・寝室・玄関を香りで整える方法 部屋ごとに“空気の質”をデザインする 部屋に入った瞬間の香りは、その空間の“第一印象”。 リビングは会話が弾む心地よさ、寝室は深いリラックス、玄関は清潔感とお迎え...

よくあるトラブルと対処

  • 白く濁った:精油とアルコール・水が混ざって乳化しているだけ。品質劣化ではないことが多い。よく振って使う。
  • 香りが弱い:滴数を上げる前に噴霧回数を増やす/噴霧する位置を見直す。
  • においが変:使用を中止。作成から1〜2か月超・高温保管・直射日光などが原因。
  • 噴霧が出ない:ノズル詰まり。アルコールで洗浄するか交換。

保存と衛生管理

  • 直射日光・高温多湿を避け冷暗所へ。
  • アルコール入りは1〜2か月、アルコール無しは1〜2週間で使い切り。
  • ボトルは毎回洗浄・乾燥。残液継ぎ足しは劣化の元。
  • ラベルで配合・作成日を明記しておくと管理が楽。

目的別の精油選びメモ

  • リラックス:ラベンダー/ベルガモット/ゼラニウム
  • リフレッシュ:レモン/グレープフルーツ/ペパーミント
  • 空気をすっきり:ユーカリ/ティートリー/レモングラス
  • 上品なおもてなし:オレンジスイート+ラベンダー+フランキンセンス

まとめ

アロマスプレーは、遮光ガラス容器+基本レシピ(1〜2%)+安全ルールを守れば、毎日気持ちよく使える最強の香りツール。シーンに合わせてレシピを少しずつ変えるだけで、暮らしの“空気”は想像以上に整います。
まずは小さく作って、あなたの定番ブレンドを見つけてみてください。

▶︎ 夜のセルフケアをもっと深めたいなら、お風呂で香りを楽しむのも◎

あわせて読みたい
アロマオイルの使い方【お風呂編】|リラックス&疲労回復におすすめの香り 1日の疲れを癒やすお風呂は、ただの入浴タイムではなく「自分をリセットするための大切な時間」です。ここに精油(エッセンシャルオイル)の香りを取り入れると、リラッ...
あわせて読みたい
アロマオイル選び方の完全チェックリスト|品質・価格・安全性で比較するポイント はじめに 「アロマオイルを買いたいけど、どれを選べばいいの?」——初心者が必ずつまずくのが、アロマオイルと精油(エッセンシャルオイル)の違いや品質の見分け方です...
あわせて読みたい
更年期におすすめのアロマ精油5選|不眠・イライラ・ホットフラッシュ対策 はじめに|導入|香りで心と体を整えるセルフケア 40代〜50代の女性に訪れる更年期。不眠、イライラ、ホットフラッシュなど、予測できない心身のゆらぎに悩まされる方は...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

腸活・更年期ケア・スキンケア・メンタルケアを中心に、40〜60代女性に“無理なく続く具体策”を発信しています。
美容業界18年。医療機関での施術やメディカルアロマ講座、エステ(フェイシャル/ボディ)の現場経験を経て、元サロンオーナー。これまで延べ1万人以上の女性の「整える習慣」をサポートしてきました。
猫と暮らす視点から、アロマは家族(特に猫)への配慮を最優先に、使い方や注意点もやさしく解説。
「今日より明日を、少し軽やかに。」——そんな変化をいっしょに育てていけたら嬉しいです。

目次