「ぐっすり眠れず、朝から体が重い…」
40代以降の女性にとって、眠りの質の低下は大きな悩みのひとつです。
女性の一生は、ホルモンの影響を受けてライフサイクルが変化し、思春期・成熟期・更年期・エイジング期とステージが移り変わっていきます。特に更年期は、ホルモン分泌の低下によって自律神経が乱れやすくなり、眠りが浅くなったり、夜中に何度も目が覚めることがあります。
まずは「更年期と睡眠の関係」を知っておくことが大切です。
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そんなときに取り入れたいのが、アロマバスとリラックスブレンド。
お風呂の温浴効果と精油の香りがダブルで作用し、副交感神経を優位にしてくれます。

アロマバスが快眠に効く理由
お風呂で体を温めると、末梢血管が広がり、体温が一時的に上がります。すると入浴後に体温が下がるタイミングで眠気が訪れ、スムーズに入眠できるのです。ここにアロマをプラスすると、嗅覚から脳へ直接伝わる香りの情報がリラックスモードを加速させます。
嗅覚はわずか0.2秒で脳に届く感覚器官。香りは大脳辺縁系に作用し、感情や自律神経にダイレクトに影響します。「香り+お風呂」は、まさに快眠へのゴールデンコンビなのです。

快眠におすすめの精油とその効能
ラベンダー(真正ラベンダー)
ラベンダーは快眠アロマの定番。
主成分の酢酸リナリルとリナロールが副交感神経を活性化し、筋肉のこわばりや心の緊張をやわらげます。
夜、心配事が頭をぐるぐるして眠れないときにも◎。
香りを嗅ぐだけで、脳内のセロトニン分泌を促し、安心感と穏やかな気持ちをもたらします。

ゼラニウム
甘く華やかなフローラル調の香り。
ゲラニオールやシトロネロールといった成分が、女性ホルモン様作用を持つといわれており、心のバランスを整えてくれます。
更年期による気分の揺れ、PMS前のイライラや不安感にも効果的。
夜のマッサージに使うと心身がほっと緩みます。
スイートオレンジ
柑橘系のやさしい香りが脳をポジティブモードへ。
主成分リモネンが交感神経の緊張をやわらげ、胃腸の働きも整えてくれます。
落ち込みやストレスで食欲がなくなりがちな夜に、元気をくれる香りです。

マジョラムスイート
少しスパイシーで温かみのある香り。
テルピネン-4-オールという成分が副交感神経を刺激し、深いリラックスを促します。
冷え性の方、肩こりが強い方に特におすすめ。お風呂上がりの血行促進にも◎。
おすすめアロマバスブレンドレシピ
キャリアオイル(ホホバオイルやスイートアーモンドオイル)10mlに混ぜ、お風呂に入れる前に溶かしてから湯船に入れます。
ブレンド名 | 精油の組み合わせ | 特徴 |
---|---|---|
🌙 深い眠りブレンド | ラベンダー2滴+マジョラム1滴 | 体の緊張をとき、深い睡眠へ |
💕 心を整えるブレンド | ゼラニウム2滴+ラベンダー1滴 | 気分の揺れや不安感を落ち着ける |
🍊 ポジティブブレンド | スイートオレンジ2滴+ラベンダー1滴 | 1日の疲れを癒し前向きな気分に |
精油はキャリアオイルやバスソルトで希釈してからお湯に入れると肌刺激を防げます。
精油選びに迷ったら、香りの好み・効能・ライフスタイルで選ぶのがおすすめです。
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セルフマッサージでさらにリラックス
お風呂上がりは、足首からふくらはぎに向かってオイルで優しくマッサージ。
リンパの流れを促し、血行改善とむくみ解消に◎。
ゼラニウム+ラベンダーのブレンドオイルを使うと、香りとタッチングの相乗効果で眠りやすさがアップします。
アロマ初心者におすすめの使い方3選をこちらで紹介しています↓


受講生さんの変化
私の講座に通ってくださった40代女性の受講生さん。
最初は「眠りが浅く、夜中に何度も目が覚める」と悩んでいましたが、アロマバスと就寝前のマッサージを習慣にしたところ、
「朝までぐっすり眠れる日が増えた」「翌朝の体のだるさが軽くなった」と変化を実感されています。
まとめ|香りと温浴で眠りの質を底上げ
アロマバスは「香り+温熱+リラックス」の三拍子が揃った最強の快眠ケア。
精油の持つ成分を理解して選ぶことで、より深い効果を実感できます。
今日からぜひ、自分に合ったブレンドで夜のリラックスタイムを楽しんでみてください。
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