アロマ初心者がやりがちな失敗5つと正しい精油の扱い方

アロマ初心者がやりがちな失敗5つと正しい精油の扱い方

「アロマって体にいいって聞いたけど、思ったより効果を感じなかった…」
「肌に直接塗ったら赤くなってしまった」

そんな失敗談、実はアロマ初心者の方からよく聞かれます。

アロマは植物の恵みを凝縮した天然のエッセンス。正しく使えば 心と体のセルフケアに役立つ最高の味方 になりますが、間違った使い方をすると効果が出ないどころか、逆にリスクになることもあるのです。

そこで今回は、アロマ初心者が特にやりがちな 失敗5つと正しい扱い方 をわかりやすく解説します。

目次

失敗1|精油を原液のまま肌に塗ってしまう

精油は高濃度の成分を含んでいるため、原液をそのまま肌に塗布するのはNG
赤みやかゆみ、刺激を感じる原因になります。

正しい使い方

キャリアオイル(ホホバ・スイートアーモンドなど)で 1〜2%に希釈 してから使用しましょう。
例:キャリアオイル10mlに精油2滴(約1%濃度)。

👉 希釈方法の基本は

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失敗2|プラスチック容器で保存してしまう

「手持ちの小瓶があったから」とプラスチック容器に精油を移し替えるのも危険。
精油成分はプラスチックを溶かすことがあり、劣化や健康被害につながります。

正しい使い方

必ず ガラス製の遮光瓶 を使いましょう。特にドロッパー付き(1滴=0.05ml)のものなら濃度管理もしやすいです。

失敗3|保存場所を間違える

出窓や浴室などに精油を置いていませんか?
精油は 光・熱・酸素に弱い ため、誤った保存場所ではすぐに酸化し、香りが変化してしまいます。

正しい使い方

冷暗所(引き出しや棚の奥)に立てて保存し、開封後は柑橘系なら半年以内、その他は1年以内に使い切りましょう。

👉 保存の詳しいコツはこちら↓

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失敗4|猫や小さな子どものいる空間で長時間使用

アロマは自然の恵みですが、すべての人や動物に安全とは限りません
特に猫は精油を分解する酵素を持たないため、長時間同じ空間で拡散すると負担になります。

正しい使い方

  • ペットや子どもがいない部屋で使用する
  • 拡散は 15〜30分程度 にとどめ、必ず換気を行う

失敗5|「良い香りなら何でもOK」と思ってしまう

「アロマオイル=精油」だと思って購入したら、実は合成香料だった…というケースも多いです。
合成香料ではリラックス感は得られても、植物のもつ本来の力は期待できません。

正しい使い方

必ず 100%天然のエッセンシャルオイル を選びましょう。成分分析表が添付されているものなら品質が保証されて安心です。

👉 違いをもっと詳しく知りたい方はこちら↓

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わたしの経験から|失敗を防ぐ工夫

アロマを学び始めてまだ間がないころ、自宅でアロマバスを楽しもうと 精油を湯船にそのまま垂らして 入浴したところ、肌がピリピリと刺激を感じてしまったことがあります。
この経験から「希釈の大切さ」を痛感しました。

また、講座に参加してくださった受講生の中には、大手ボディケアサロンにお勤めの女性がいました。
そのサロンでは「合成のオイル」を使用していたそうで、彼女の手のひらは 真っ赤に爛れてしまっていた のです。
「仕事が休みの日はマシになるんです」と話してくださったとき、改めて 品質を見極める重要性 を実感しました。

このような失敗や体験を通して思うのは、アロマは「ただ良い香り」ではなく、正しく扱えば心と体をサポートしてくれる確かな力を持っているということ。
だからこそ、正しい知識と道具選び が欠かせないのです。

まとめ|正しい扱い方でアロマはもっと安心に

アロマ初心者がやりがちな失敗は、この5つ。

  1. 原液をそのまま肌に塗る
  2. プラスチック容器で保存する
  3. 出窓や浴室に置いて劣化させる
  4. 猫や子どものいる空間で長時間使う
  5. 合成香料を精油と勘違いしてしまう

アロマは「正しく使えば心強い味方」になります。
ぜひ今日から正しい扱い方を意識して、香りのある暮らしを楽しんでみてください。

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この記事を書いた人

腸活・更年期ケア・スキンケア・メンタルケアを中心に、40〜60代女性に“無理なく続く具体策”を発信しています。
美容業界18年。医療機関での施術やメディカルアロマ講座、エステ(フェイシャル/ボディ)の現場経験を経て、元サロンオーナー。これまで延べ1万人以上の女性の「整える習慣」をサポートしてきました。
猫と暮らす視点から、アロマは家族(特に猫)への配慮を最優先に、使い方や注意点もやさしく解説。
「今日より明日を、少し軽やかに。」——そんな変化をいっしょに育てていけたら嬉しいです。

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