気分が落ち込む日が増えた…それ、更年期が関係しているかも
「なんだかやる気が出ない」「涙もろくなった」「家族にイライラして自己嫌悪」
40〜50代になると、こんな気分の落ち込みや情緒不安定を感じる方が急増します。
実はこれ、更年期のホルモンバランスの変化が大きく関わっています。そんな時こそ頼りになるのが、アロマの香りの力。脳にダイレクトに届く香りは、短時間で気分を切り替えやすく、セルフケアに最適です。
この記事では、更年期の気分の落ち込みをやさしく整えるアロマブレンドと、取り入れたい毎日の習慣をご紹介します。

更年期と気分の落ち込みの関係
- 女性ホルモン(エストロゲン)の減少がセロトニン分泌を減らし、感情コントロールが難しくなる
- 自律神経の乱れで睡眠が浅くなり、疲れやすくなる
- ストレス耐性が下がり、小さなことで落ち込みやすくなる
➡︎ つまり、心と体を同時に整えるケアが必要です。

気分の落ち込みに効くアロマ精油5選
1. ラベンダー
心を落ち着ける王道の香り。緊張・不安を和らげ、眠りをサポート。

2. ベルガモット
柑橘系の爽やかさ+鎮静効果。イライラをやさしくほぐす。
3. ゼラニウム
ホルモンバランスの乱れを整える働きがあり、女性に特におすすめ。

4. スイートオレンジ
明るい気持ちに切り替えたいときに。落ち込んだ心をリフレッシュ。

5. フランキンセンス
深い呼吸を促し、瞑想・リラックスタイムに最適。
更年期のためのアロマブレンド3選
🌙 夜用リラックスブレンド
- ラベンダー 2滴
- ゼラニウム 1滴
- フランキンセンス 1滴
👉 ディフューザーで15〜20分。深い眠りにつながります。

☀️ 朝の前向きスイッチブレンド
- ベルガモット 2滴
- スイートオレンジ 2滴
- ローズマリー 1滴
👉 出勤前や家事前にディフューズ。気持ちを明るくスイッチオン。

🪷 落ち込み時レスキューブレンド
- ゼラニウム 2滴
- ベルガモット 2滴
- ラベンダー 1滴
👉 ハンカチ吸入やロールオンアロマにして、深呼吸しながら香りを楽しむ。

アロマと合わせたい習慣
- 深呼吸と軽いストレッチ:香りと一緒に自律神経を整える
- 日光浴と散歩:セロトニン分泌を促進
- 温かいハーブティー:カモミール・レモンバームがおすすめ
- スマホ断ち時間を作る:脳疲労を減らし、気分を落ち着ける

わたしの体験談
私自身も、更年期に入った40代半ばから気分の浮き沈みが激しくなりました。
特に夕方になると「理由もなく涙が出る」「家族に八つ当たりして自己嫌悪…」ということも。
そんな時に救われたのが、寝る前のアロマ習慣。
ラベンダーとフランキンセンスをブレンドした香りを、タイマー付きディフューザーで20分だけ焚くと、呼吸が深まり、心がゆるんでいくのを感じました。
翌朝は気持ちが軽くなり、「よし、今日も大丈夫」と思える自分に戻れていたのです。
実は、巷でよく聞く声に「アロマを使ってみたけど全然眠れなかった」というものがあります。
でも、それってきちんと成分を確認して選んでいますか?
不眠のサポートに適しているのは、酢酸リナリルが35%以上含まれている真正ラベンダー(Lavandula angustifolia)だけ。
ラベルに「ラベンダー」とだけ書かれたブレンドオイルでは、リラックス効果が得られない場合があります。
だからこそ、学名の表記や成分分析表のある精油を選ぶことが大切。
私はブランドの分析表をチェックして、安心できる1本を選ぶようにしています。
こうした小さな選び方の積み重ねが、毎晩の安眠と心の安定につながっていくのだと実感しています。

まとめ|香りで「気持ちの浮き沈み」をやさしく整えよう
更年期の気分の落ち込みは、心の弱さではなくホルモンバランスの変化によるもの。
アロマの香りは、日常に簡単に取り入れられる“心のレスキュー”です。
まずは1種類からでもOK。
気持ちが落ち込んだら、深呼吸とともにお気に入りの香りを吸い込んで、少しずつ心を回復させましょう。