更年期を迎えると、
朝、目は覚めているのに体が重い。
理由はわからないけれど、気分が沈みがち。
そんな感覚を覚える日が、少しずつ増えてきます。
それは、気持ちの問題でも、がんばりが足りないからでもありません。
ホルモンバランスの変化や睡眠の質の揺らぎによって、
夜から朝への切り替えが、以前よりゆっくりになっているだけなのです。
だからこそ朝は、
無理に気合を入れるより、
心と体に「朝が始まったよ」と伝える小さな合図があると助けになります。
その役割を、香りがそっと担ってくれます。
- 更年期の朝に、体や気分が重く感じやすくなる理由
- 朝に香りを使うと、切り替えが楽になる仕組み
- 今の自分に合う香りの考え方と選び方
- 忙しい朝でも続けやすい、5分の香りルーティン
- 更年期の揺らぎと上手につき合うための、無理のないセルフケアのヒント

なぜ「香り」が更年期の朝に向いているのか
香りが朝の気分や体調に影響するのは、気分転換だけではありません。
嗅覚がどのように脳や潜在意識へ届くのか、その仕組みを
▶︎ 香りが心を整える仕組み|嗅覚と潜在意識のやさしい関係
で、もう少し丁寧にまとめています。

香りは、五感の中でも
感情や安心感と深く関わる脳の領域に届きやすい感覚です。
朝、香りを感じることで、
- 呼吸が少し深くなる
- 感覚が外に向き始める
- 頭の中の重さがゆるむ
そんな変化が、考える前に起こります。
更年期の不調には、自律神経の揺らぎが関わっていることも多く、
香りはその揺らぎに対して
やさしく切り替えのきっかけをつくる存在になります。
薬の代わりに何かを治すのではなく、
一日のスタートを「心地よい位置」に戻すためのセルフケア。
それが、朝の香りルーティンです。
更年期の朝に取り入れやすい香りの考え方
朝の香り選びに、正解はありません。
大切なのは、強すぎず、今の自分が受け取りやすいこと。
ここでは、目的別に考え方のヒントを整理します。
気持ちをゆるめたい朝に
- ラベンダー
夜中に目が覚めた日や、起きた瞬間に不安を感じる朝に。 - カモミール
イライラや焦りが出やすいとき、気持ちをなだめるように寄り添います。
頭をすっきりさせたい朝に
- ペパーミント
ぼんやり感が強いとき、感覚を外へ向けるきっかけに。 - レモン・グレープフルーツ
気分を無理に上げず、軽さだけを足したい朝に。
バランスを取り戻したい朝に
- ゼラニウム
気分の波が大きい時期に、心を真ん中へ戻す感覚。 - クラリセージ
更年期の揺らぎを感じる朝に、深呼吸とともに使いやすい香り。
※香りは「効かせる」ものではなく、
嫌じゃない・心地いいと感じるかどうかを基準にしてください。

実践|朝の香りルーティン(5分で十分)
① 起床直後(1分)
ベッドの中で、まずは深呼吸を3回。
ティッシュやハンカチに精油を1滴垂らし、
鼻からゆっくり吸い、長めに吐きます。
呼吸のリズムは
吸う4秒/吐く6秒くらいが目安。
考えなくて大丈夫です。
② 洗面所で(2分)
洗顔後、温かいタオルに
ペパーミントやレモンを1滴。
顔を覆って深呼吸すると、
血行が促され、感覚が自然と目覚めてきます。
③ 着替えの時間に(2分)
クローゼット近くに
アロマストーンや小さなディフューザーを置き、
柑橘系やミントの香りをほんのり。
香りを意識しすぎず、
身支度の流れの中で感じるのがポイントです。
朝の香りが入りやすくなるのは、実は前夜の過ごし方も関係しています。
夜に自律神経を整えておくことで、翌朝の香りの感じ方が変わることも。
▶︎ 香りで自律神経を整える夜のルーティン|眠る前の3分スイッチ
では、眠る前にできるやさしい整え方を紹介しています。


香りルーティンを続けるためのコツ
更年期の朝は、体だけでなく気持ちも揺れやすいもの。
香りは「元気にする」よりも、まず感情を受け止める役割を持つことがあります。
▶︎ 感情を静かに受け止めるアロマ心理学|年齢による心のゆらぎと香り
では、年齢による心の変化と香りの関係をやさしく整理しています。

- 最初は1つの香りで十分
- その日の気分で選んでOK
- 洗顔や着替えとセットにする
- 変化は「少し楽」くらいで受け取る
完璧を目指さなくていい。
「今日は少し軽いかも」と感じられたら、それで十分です。

注意点として覚えておきたいこと
精油は原液を肌につけず、
芳香浴として使いましょう。
また、朝は強すぎる香りや量が多すぎると
かえって疲れることもあります。
「足りないかな?」くらいで止めるのが、朝にはちょうどいい加減です。
まとめ|朝の香りは、1日の入口をやさしく整える
更年期の朝は、
体も心も揺らぎやすい時間帯。
だからこそ、
がんばる前に、香りでそっとスイッチを入れる。
たった5分でも、
一日の始まりは驚くほど違って感じられます。
香りは、
更年期の朝に寄り添ってくれる
目に見えないけれど、頼れる味方です。
🌿 香りを選ぶ前に、少しだけ立ち止まってみませんか
朝の重だるさや気分の揺れには、
その日の体調だけでなく、
無意識の「心のクセ」が影響していることがあります。
香りは、そのクセにやさしく寄り添う存在。
でも、今の自分がどんな状態なのかを知っておくと、
香りの選び方がぐっと楽になることもあります。
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「香りで気づく|心のクセ診断」 では、
- どんな場面で気持ちが揺れやすいか
- 無意識にがんばりすぎてしまう傾向
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関連記事|香りで“1日のリズム”を整えるヒント
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朝の重だるさの背景に、前日の思考疲れが残っていることもあります。
夜に香りで脳を休ませることで、翌朝の立ち上がりが変わることがあります。
一日の終わりに取り入れたい、静かなアロマ習慣をまとめています。

② 感情の揺れと香りの相性|“今の自分”に合う精油の見つけ方
「今日はどの香りが合うのかわからない」と感じる朝もあります。
感情の状態と香りの相性を知ることで、選ぶ迷いが少し減っていきます。
“今の自分”に合う一本を見つけるための、やさしいガイドです。

③ セルフイメージが変わる香りの使い方|夜と朝のスイッチ
朝と夜では、心と体の受け取り方が異なります。
時間帯に合わせて香りを使い分けることで、
自分への向き合い方が少しずつ整っていくことがあります。
1日のリズムに寄り添う香りの使い方を紹介しています。

