「1日の終わり、気持ちが落ち着かず眠りが浅い…」そんな夜はありませんか?
女性の一生は、女性ホルモンの影響を受けて、小児期・思春期・成熟期・更年期・エイジング期とライフサイクルごとに変化します。特に更年期以降はホルモン機能の減退によって、自律神経の乱れや眠りの浅さを感じる人が増えます。
夜の時間を整えることで、翌朝の目覚めや日中のパフォーマンスが変わります。
この記事では、夜におすすめのアロマ精油と具体的な使い方 を紹介します。
副交感神経を優位にして、心と体を眠りモードに切り替えるナイトルーティンを作りましょう。

本記事は一般的な情報です。体質・治療状況には個人差があります。体調不良が続く場合は医療機関へご相談ください。
夜のリラックスにアロマが効く理由
夜は、昼間優位になっていた交感神経から副交感神経へと切り替える時間。
しかし、スマホや仕事のストレスで神経が高ぶったままだと、切り替えがスムーズにいかず寝つきが悪くなります。
アロマは、わずか0.2秒で大脳辺縁系に情報が届き、自律神経やホルモン分泌に影響を与えます。
就寝前に香りを取り入れると、「この香り=眠る時間」という条件づけがされ、自然と体がリラックスモードに。
毎晩続けることで、眠りの質が少しずつ改善されていきます。
夜におすすめのアロマ精油5選
1. ラベンダー(真正ラベンダー)
酢酸リナリルやリナロールといった成分が自律神経を整え、心を落ち着けます。
特に寝る前に枕元のティッシュに1滴垂らすと、自然と深い呼吸になり、安心感に包まれながら眠れます。

2. ベルガモット
「天然の抗うつ剤」と呼ばれるほど、気分を明るくする効果が期待できる香り。
ストレスや不安で心がざわつく夜におすすめ。柑橘系の爽やかな香りなのに、光毒性が少ないので夜でも安心です。

3. ゼラニウム
女性ホルモンのバランスを整えるサポート役。
お風呂に数滴入れてアロマバスにすると、ふんわりとした甘い香りに包まれながら心身ともにリラックスできます。
4. フランキンセンス
深い呼吸を促し、心を鎮める香り。
寝る前に瞑想やストレッチをする方にぴったりで、気持ちが落ち着き一日の疲れを優しくリセットしてくれます。
5. サンダルウッド
落ち着いた甘いウッディ調の香り。
精神的な緊張やストレスを和らげ、眠る前に心を静かに整えたいときに最適です。
【猫と暮らす方向けの注意】拡散は短時間(5〜10分)・換気徹底・猫の立ち入り不可の部屋で使用・衣類/寝具に直接付けない。妊娠中・授乳中・持病がある方は使用前に専門家へ。
夜のリラックスにおすすめのアロマの使い方
ディフューザーで香らせる
寝る30分前からアロマディフューザーを稼働させ、部屋全体をリラックス空間にします。
タイマー機能付きだと、眠ってから自動で止まるので安心。

アロマバス
ぬるめのお湯に精油2〜3滴を植物油で希釈して入浴。
体温が上がり副交感神経が優位になることで、自然と眠気が訪れます。
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ハンカチ吸入
どうしても眠れない夜は、ハンカチにラベンダーを1滴垂らして深呼吸。
香りが脳に直接届き、心がふっと落ち着きます。
マッサージオイルでセルフケア
キャリアオイルで精油を1%濃度に希釈し、首や肩をゆっくりマッサージ。
血流がよくなり、体の緊張がほどけて眠りやすくなります。

受講生さんの変化
私の講座を受けた方からは、
「夜中に何度も目が覚めていたのが、朝までぐっすり眠れる日が増えた」
「寝る前のアロマが1日のリセットタイムになり、気持ちが楽になった」
という声を多くいただきます。
特にディフューザー+アロマバスのセットは、仕事や育児で忙しい女性に好評。
香りの習慣が「夜の楽しみ」になり、睡眠だけでなく日中の気持ちの切り替えもスムーズになったそうです。
本記事は医療行為ではありません。無理のない範囲で実践してください。
受診の目安:不正出血/胸痛・強い動悸/抑うつ・不眠が長期化/日常生活に支障が出るほてり・めまい などは自己判断で継続せず受診を。
まとめ|香りでつくる夜のリラックス習慣
- 夜は副交感神経を優位にする香りがカギ
- ディフューザー、アロマバス、ハンカチ吸入、マッサージを上手に組み合わせる
- 翌朝の目覚めがスッキリして、1日のパフォーマンスが上がる
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